皇子は今日も飲み会である。
何度も言うが、
皇子の回りには女子に対しての戦闘力強め男子が勢揃いしていて飲み会には事欠かない。
そして、
周りの男子が女子をらくらく持ち帰ってるのを傍目に帰宅する日々。
皇子は場を盛り上げるのを非常に得意としている。
それは、まさに野球で言うと松井稼頭央レベル。
(松井稼頭央のレベルは今ひとつ分からないが)
3対3での飲み会。
女子のうち、一人はスラっとした美人。
聞くと、どこかのデパートの美容部員。
名前はアイリ。
それに引き換え、
皇子以外の男二人は仕事終わりで疲れきっている。
二人ともゴールに対して的確な動きはしていない。
皇子はアイリを今日はどうしても対局に繋げたかった。
皇子は果敢に女子たちの男性観・いままで付き合った男性の話を引き出すトークを展開する。
酒も入り、だんだんと場が濡れてきた。
アイリにそれとなく今日はどの男子がいいかノリで選ばせる。
アイリ迷うことなく、皇子を選ぶ、はずもなく
皇子の隣に座るほとんどなにも喋っていない男子、カズキを選ぶ。
皇子すこし悲しいが、ここは戦略変更。
女子たちを盛り上げ、その場でカズキとアイリをノリでキスさせ、徐々にその気にさせていく。
アイリは最初
「え〜そんなの無理だよ〜」
とか言っていたが、まんざらでもない様子。
さりげなく手を繋がせる。
「手をつなぐ」という行為はいつの日もいわばリトマス試験紙だ。
その女子が、その男に興味がなければ最初から拒否をするか、
さりげなく手を離すか、つなぎ方も甘くなる。
でももし気になっていればそこまで邪険にはしない。
カズキとアイリの手と手の接点を見ながら皇子はいけると踏む。
頃合いを見計らって
カズキとアイリを先に帰らせる。
もちろん皇子としてはそこまでお膳立てしたのだからうまくいってほしい。
という天使の皇子の横には、ホントは失敗してほしいという悪魔の皇子もいたことを付け加えておく。
翌朝、
カズキからメール連絡が。
「皇子、昨日はありがとう。あのあと対局できたよ」
皇子はおめでとうとメールを返した後、泣いた。
総評
対局したい女子が目の前で違う男に抱かれる。これを苦行と言わずしてなんと言おう。
本日の対局:
結果 カラ回り
エロス ★★★★★
難易度 ★☆☆☆☆
なごみ度 ★★★★☆
モテ度 ☆☆☆☆☆