カラ回り 第36夜

去年、友人宅で開かれたチャラめの
ホームパーティーで連絡先を交換した女子レナから初詣に誘われた。

あまり興味のある女子ではなかったので
番号を聞いて、そのままにしていた。
(皇子、女子と見れば見境ないというわけでは決してない)

だが、勢い余って正月メールをしてしまったところ
妙に食いついてきた。

「いこいこ♪初詣」

皇子は常日頃、女子に対して

会いもしないで抱かれたくないと思うな
抱かれもしないで、興味が無いとか言うな

と思っている以上、会いもしないで断ることはしたくない。
そんなことをすれば皇子は何も言う権利がなくなってしまう。

ということでレナと都内の神社で正午ごろ、待ち合わせ。

会ってからレナは本当に楽しそうにしている。
たまにはこういうのもいいか。

いや、まてよ。
男女は肌を重ねて初めてお互いの存在価値があるといえる。

未対局の女子を
無垢な気持ちで愛せるほど子どもではない。

初詣のお参りの内容はもちろん
「全ての女子との対局を」

レナが聞いてくる。

「皇子はなにをお願いしたのー?」
「あたしは今年も幸せに過ごせますようにって!」

いやいや、ヒミツだよ

「えー!教えてよー。ズルい!」

言えるわけがない。

そのまま軽く近くの店で少し遅めのランチ。

うーん、
今回はムダにこのままリリースしてみるか。

今年からはすぐ対局を考えるのではなく
長期的な展望で考えることもしていこうと思う。
少しは大人になったということだ。

今日は帰ろうか、と皇子がいうとレナ

「えー!残念」
「皇子は今日楽しかった?」

うん、楽しかったよ

「よかった!またね」

そういって別れたレナからは
もうメールが来なかった。

皇子も正直迷ったがその迷いを見透かされたか。

総評
選ぶ権利があると思っているうちは皇子に幸せは来ない。

本日の対局:
結果 カラ回り
エロス  ★★★☆☆
難易度  ★★☆☆☆
なごみ度 ★★★★★
モテ度  ★☆☆☆☆