カラ回り 第94夜

皇子、性懲りもなくまた女子をホテルに連れ込んだ。

今回の女子の名はラン。
色白で清楚ではあるが、そこはかとなくエロスな雰囲気を醸し出す女子。
年の頃なら26。とにかくスレンダーだが出るところは出ている。タイトな黒のロングワンピースがそんな彼女の体のラインを強調する。
これは対局が楽しみだ。

軽く中華料理を食べ、宿泊所打診もOK。

赴いた場所はラブホテルではなく、シティホテルなので女子にとっての不必要な警戒心も多少は緩和できている。
このあたりは以前学んだことだ。

なんなく部屋にもIN。

会ったばかりの、年頃の男女がホテルに居る。
これはランも覚悟を決めているはず。

はずだった。
まずはお互いコンビニで買った缶チューハイで乾杯。
楽しい話を繰り広げながら、それとなく体の距離も縮めていく。

はずだった。

こちらが近づくとランもすっと移動する。
近づくと、また離れる。

まるで離岸流のように、いつまでたっても岸に辿りつけない。

思い余って皇子はどうしたのか聞いた。
するとラン。
「えー、そういう気分じゃなーい」

しかし皇子も歴戦のツワモノ。
勝負はある意味ここからだということも心得ている。

ヒットアンドウェイ戦法を繰り出し、
女子に警戒されないように距離を縮める。

そして午後9時。
「そろそろ終電だから帰るね!」

10時が終電ということは彼女、群馬とか静岡に住んでるってことか。
そりゃ大変だよね。

んなわけない。
住居は都内ということはすでにヒアリング済。

皇子はその後も頑張ったが衆寡敵せず。
最後はランを下まで送ってタクシーに載せた。

しばらくして彼女からメールが来た。
「ごめんね」
「こういうのって生殺しって言うんだよね。テヘ♡」

よくわかってんじゃん。

総評
すべてお見通し

本日の対局
結果     カラ回り
エロス    ★★★★★
難易度    ★★★☆☆
なごみ度   ★★★★★
モテ度    ★☆☆☆☆