先日、先輩男子にお呼ばれして、経営者の集まる真面目な会合に赴いた。
先輩男子は、身長180cm、
スリムでスッキリした美男子。
冷静沈着、決して焦らず、取り乱したところを見たことがない。
ギラギラしているところは決して見せず常時クールな佇まい。
そのため学生時代は、彼のファンの女子が多かった。
ここではM氏としておこう。
M氏は、その日、皇子は初見の女子を連れての参加。
年の頃なら27ほど。
M氏より多少年若い、大きな瞳が印象的な非常に魅力的な女性だ。
後で聴いた話ではあるが、M氏とその女子が出会ったのは、ついこの間の団体戦。
そこで意気投合し、その女子も自分で個人事業を始めようというタイミングだったらしく、M氏が本日の会合にと、いざなったらしい。
そのようなわけで、M氏と女子と、そして皇子。
奇妙な3人組での会合参加と相成った。
その会は、軽食と多少のお酒、そして真面目なお仕事の話。
それ自体はつつがなく終わり、多少小腹がまだ減っている皇子にM氏。
「皇子、久しぶりだから、このあと飲みに行くよ」
M氏が言う。
なるほど。そういうわけか。
お任せあれ。 皇子はM氏の裏の目的を勝手に推測し、自分の立ち位置を明確にした。
なお、これは皇子の勝手な勘違いであったことは後述。
3人で楽しく会話しながら、会場から移動し、ほど近い、新宿のバーに。
女子も非常にクレバーな子で、M氏の会話も面白く3人共酒がほどよく進む。
時は進み、M氏と女子はいい雰囲気。
最後のあたりは、その女子、皇子との会話中もちらちらM氏を意識する時間が増えてくる。
皇子の役割はきっちり遂行できているし、女子からそのような対応をされるのには慣れている皇子ではあるが、多少寂しくもあるのは隠しようのない事実だ。
ただ、今回はM氏の連れてきた女子。皇子はワガママは言えない。
女子もほろ酔い。大きな瞳も潤んできている。
時を経て、当然の成り行きとしてM氏
「じゃあ、そろそろ出るか」
皇子などは、ここまで組み立てが終わっていたら、あとは対局を残すだけとついつい、そちら方面の行動を取ってしまう。
ただ、M氏、何を思ったのか、路上を流すタクシーを捕まえて、ほろ酔い女子を華麗にエスコートし送り出し。
まるで一陣の涼やかな風のよう。
せっかくの機会に一体何を。
といぶかる皇子に対して、M氏が振り返り笑顔で一言。
「いつでも抱ける女子を、せっかく皇子が来てくれた今日にわざわざ抱く必要なくないか?」
「じゃ、飲み直すか。今日は帰さねーぞ笑」
一瞬、新宿のキラキラした夜空よりも輝いて見えた。
彼がモテてきたからこのような余裕が生まれたのかこのような余裕があるからモテてきたのか、今となってはわからない。
だが、皇子すらも、抱かれてもいいと思った夜だった。
総評
彼は皇子に欠けている何かを、確実に持っている。
エロス ★★★★★
難易度 ★☆☆☆☆
なごみ度 ★★★★★
モテ度 ★★★★★