今日は皇子12神の1人、ミリ単位のジョーの話。
ジョーは、その名の通り、ミリ単位の動きをする。
彼の得意とするのは、ベルトコンベア対局。
それは、まさに精密機械が、仕掛品の原材料をベルトコンベアの正確な位置に載せ、一連の流れの中で最終的な完成品にするのと、さも似たり。
そのため、彼の対局はあくまで全体の流れのなかで完成する。
彼のすごいところは、この一連の動きを一切酒に頼らずこなすということだ。
彼自身も飲まない。
女子側もジョーが飲んでいないと、飲まないこともある。
そのためシラフの二人がただお食事をしているだけ。
ジョーは、決して無駄に女子にギラつかない。
口説きもしない。
その女子に興味がある素振りもしない。
ただ「君と話していて楽しいよ」ということだけ伝える。
淡々と女子の話を聞く。
ここで重要なのは彼が自分自身の話はあまりしないということだ。
ひたすた女子の話を聞き、時には相談に乗るというスタンス。
頼りがいのある年上の男性。
そうやって彼は、ほんの短い食事の時間で女子にとってのお兄ちゃん的な立ち位置を確立する。
加えて自分の話はしないのでミステリアス感も演出する。
数十分経つ頃には、女子もすっかり安心してコロコロし始める。
そしてきっかり35分後、彼はいま飼っている猫がとても可愛くてという話をポツリとし始める。
当然女子、写真見せてーという形になる。
彼は携帯にある猫の写真を見せる。
「かわいいね~」
「よかったらこのあと見に来る?いつも俺ばっかしか会ってないから会ってあげて」
「うーん、いいよ。猫見たいし」
ここまできっかり45分。
「猫には俺しか会っていないから」
というのも他に女はいないという安心キーワード。
じゃあ、行こうかと店を出て、偶然、二人がいる居酒屋からほど近い彼のマンションへIN。
対局は45分。移動時間含めて1時間半少々で、すべてを決めるのだ。
それでも彼は、1時間半がもったいないという。
皇子、それを1時間15分にできないかいま研究中だよ、と。
彼のすごいのは、対局が終わって一切ダラダラしないこと。
楽しかったね、駅まで送るよ。
と女子がどれだけお泊りOKだとしても、さも当たり前のように家を出て、最寄りの駅に向かい、爽やかにリリース。
リリース後は、もう何事もなかったように自宅で持ち帰った仕事を始める。
これをひたすら日々淡々と続けるのだ。
ちなみに、彼が女子を部屋に入れてから、どうやって対局まで持ち込むのかというのも非常に理論と感情にもとづいた素晴らしいメソッド。
機会があれば、それもまた語ろう。
総評
ジョーの対局理論の本を一度書いてみたい。
エロス ★★★★★
難易度 ★★★★☆
なごみ度 ☆☆☆☆☆
モテ度 ★★★★★