カラ回り 第43夜

久しぶりに
昔、逢瀬を重ねていた女子と会った。

けして付き合っていたということではないのだが、皇子が学生時代、数度対局した女子だ。

彼女の名はエマという。

たまたま向こうが皇子をフェイスブックで見つけて
連絡してきたのだ。

「久しぶり♪皇子、変わんないね。」
「懐かしい!今度ご飯でも!」

さすがに知らぬ仲でもないし、
昔語りに、ほのぼの対局でもと思い快諾。

皇子の家の最寄りの駅で待ち合わせ。
しばらくして現れたエマ。

8年の歳月を経ても昔の面影は十二分ににある。

近くの店でディナーを共にしながら昔話に花を咲かせる。

基本は相手の話。
ずっと喋ってる。
なんか話し相手が欲しかったのかな。

皇子もあれからおとなになった。
ウンウンと適度な相槌を打ちながら聞き続ける。

食事も終わり、皇子邸に誘うと快諾。

だが、そこで事件は起きた。

夜も更け、そろそろその時間かと言うことで誘いをかました皇子に一言。

「え?あたしと皇子、友達じゃないの??」

結局終電まで一緒にいたが
決して、対局を許さなかった。

さらには先程の店では語られなかった彼氏への愚痴。

あ、彼氏いたのね。

友達ってなんだろう。
男友達の場合は、影響を受ける相手であったり
相手の話が参考になったり、見てる方向性が似ていたり。
お互い高め合う関係、それが友達だ。

女子との関係はそれとはなんか違う。
というかエマとの関係はそれではない。

彼女はここまで来て皇子に何を求めているんだろう。

「電車ないからもう帰るね〜」

との言葉を残して皇子邸を後にしたエマ。
その後も彼氏の相談メールばかりよこす。

皇子、なんかいいように使われてない?

総評
そう、使われてる。

本日の対局:
結果 カラ回り
エロス  ★★☆☆☆
難易度  ★★★☆☆
なごみ度 ★★★★☆
モテ度  ★☆☆☆☆