カラ回り 第8夜

皇子が師と仰ぐ男にとある達人がいる。

対局人数ざっと1000人超。
数だけでいうと下手なAV男優より数段上。

そんな彼のスタイルは
一切心を揺らさないこと。

相手がどんなに可愛くてもそうでなくても関係ない。
顔面は、所詮頭蓋骨についた筋肉でしかない。

だから、どんな相手でもどんな場所でも臆せず逃さず声掛けをする。

彼は女子に一切期待しない。
相手が思いやりがあるとか優しいとか、意味のない期待はしない。
目の前にいるから対局するだけ。

全ては流れる水のごとく。
逆らわず、相手の隙間を見つけてその一点に攻撃を集中する。

相手に優しさは求めるな。
求めているうちは優しさなど手に入ることはない。

そもそも女子と男はすべてが違うのだ。

と、彼から常日頃、教えられる。

全ては第一印象で決まる。
だから、最初を研ぎ澄ます。
最初の印象が良ければ多少のほころびは相手が隠してくれる。
だが最初がまずいと、プラスに戻すのに非常な体力を使う。

彼は、女子が憧れるような六本木のタワーマンションの上層階に住んでいる。
だがタワーマンションに決して住みたかったわけではない。

女子を自宅にいざなうときに夜景の見えるタワーマンションのほうが誘いやすい。

理由はそれだけだ。

家賃は彼の収入の半分を超えているが気にしない。
時にホームパーティーなどで場所貸しをして、足りない分は補う。

そして、最近犬を買いだした。
彼のSNSには時々登場する小型の室内犬だ。

そして、その愛犬の写真を待ち受けに。
初回、女子と飲む時それとなく飼っているペットの話からその写真を見せる。

もちろん、その犬の背後には高級マンションからの夜景。

よかったらこのあとここで一緒に飲み直さない、と。
うちの犬も多分喜ぶと思うよ、と。

ちなみに彼は街での声掛けを断られても、涼しい顔で、すぐ隣にいる別グループの女子に声をかける。
一切迷いはない。

彼はあくまで効率を考える。
さっき他の女子に声をかけてるところを見られてるなんてことは気にしない。

そしてそこまで強気だと、女子も
「このひとなにかあるのかも・・」と思ってしまうらしい(ホントか?)。

自宅のパワーが強烈なので、最初のアポを直家にして飲み代を浮かせる。
部屋で飲もうといったシャンパンも、ビンだけ高級シャンパンのもので中身は量販店で買った安物。

彼は、どこにお金をかけるべきか常に冷静に分析をして実行に移している。

精密機械のような冷徹な動きで、対局数を積み上げる彼。

彼いわく、
「一人に時間をかける意味は無い」
「100人に一人しかやれないなら、100人に声をかけ続けるだけ」

何が彼をそうさせたのか。
いざ対局に至っても一擦りで彼にとってはクリア。

一日に数人、一擦りだけして終わる日もあるという。

逆にそんな姿勢で、執着も迎合もしないので
時にびっくりするようないい女子と時をともにしている。
(もちろん時には文字通りびっくりする女子と一緒にいるときもあるが)

女子は、男子よりも本能で感じる要素が強い。
彼はひたすら相手の本能を刺激しているのだ。

ある意味、昆虫採集をしている少年の心を持った男なんだろう。

彼は皇子12神の一人、タワマンのジェイクという。

また彼についてのエピソードを語る日もあるだろう。

総評
理性をもって、本能に訴えかける。これが大事。

本日の対局
結果     カラ回り
エロス    ☆☆☆☆☆
難易度    ☆☆☆☆☆
なごみ度   ☆☆☆☆☆
モテ度    ☆☆☆☆☆