皇子のカラ回りはいぶし銀。
ここでは涙無しでは読めない、
皇子のカラ回り黎明期の話をしたいと思う。
皇子は、地方出身だ。
苦学の末、東京の大学に合格し
東京で暮らすこととなった。
念願の一人暮らしだ。
キャンパスライフなるものを謳歌したいとも思っていた。
そのためには
東京でお付き合いのできる女子がほしい。
そのころの皇子はまだ純粋であったため
「彼女」が欲しいなどという幻想をつぶやいていたのであるが。
皇子は早速行動を起こす。
入学式で数多のサークルの新歓コンパなるものに顔出し
まずはノリの良い男友達を作ることに成功する。
最初に友人になったリョウタは、長身でイケメン。
地元横須賀で中学生の頃から遊びを覚えて、ずっとモテ続けているナイスガイ。
皇子はリョウタとともにナンパというものを体験する。
大阪ではクラスメートなどと話すことはあってもナンパなどやったことがなかった。
場所は横浜。
数組の女子に声をかけて、大学一年生の2人組と仲良くなることができた。
そのころは出会いと対局とは表裏一体であることを
皇子もまだ理解していなかったため、その日は軽く4人でお茶を飲んで終わり。
その後、リョウタとは気に入った女子が違ったので
これ幸いとアキという女子にアプローチを開始。
皇子は果敢に頑張った。
経験不足は勢いでカバーする。
そして、とうとうアキとアポイントを取り付けることに成功。
それをリョウタに報告したら
自分のことのように喜んでくれた。
やはり持つべきものは友だ。
もちろんリョウタのほうが狙っていた女子、
ケイコはなぜかすでにリョウタに惚れているという図式になっている。
皇子も続けとばかり、
ファッション、身だしなみなどその待ち合わせの日に照準を絞って準備に余念がない。
アポイントの場所はお互いわかりやすいかなということで品川駅に決定。
そして皇子にとっては待ちに待ったその日。
待ち合わせ20分前に品川に到着。
ほどなくして
待ち合わせ時間丁度になった。
待ち合わせ時間を30分過ぎた。
そして
1時間。
2時間。
結局、皇子は3時間、ただ品川にいた。
女子からも連絡がないこともあり肩を落としながら帰宅。
もちろんアキはそれ依頼、メールを返してくれることもなくなった。
そんな皇子の敗北を知ってリョウタは
「俺の友達になにやってくれてんだ!ふざけんな!」といって、
バックレたアキのことをケイコに怒り、
理由を聞き出してくれた。
ケイコ、聞いてくれたみたい。
どうやら
単純にめんどくさくなったとのこと。
そして理由がわかったその日、
リョウタは
場末の居酒屋で酒をおごってくれた。
皇子は、浴びるように当時はまだそこまで飲めなかった酒をあおった。
皇子の、女子に対しての邂逅は最初からそのようなスタイルであった。
ひたすらカラ回るのはむしろ運命か。
それから2ヶ月。
また皇子には気になる女子ができる。
その話はまた明日。
総評
女子は信ずるに値せずとひねくれたところで対局は決してない。
本日の対局:
結果 カラ回り
エロス ★★★★☆
難易度 ★★☆☆☆
なごみ度 ★★☆☆☆
モテ度 ☆☆☆☆☆